2014年遮熱塗料実証実験トーナメント【日本ペイント】

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2014年【日本ペイント】遮熱塗料温度測定実験

遮熱塗料の効果を正しく検証するために、2009年から毎年遮熱塗料の実証実験を行っています。

自分で実測する理由は、「メーカーの言う事を鵜呑みにしてはいけないから」です。
2012年までは自力で計測していましたが、過酷過ぎたため今年は機械に頼ることにしました。

これまでの遮熱塗料実験はこちらから【2009年2010年2011年2012年

4年目の今年は各メーカーから提供された17種類の素材で実験を行いました。

各メーカーの塗料の中からここでは「日本ペイントの3種類の塗料」を計測した結果をまとめてあります。

実験を行った日本ペイントの塗料

この実験の概要はこちらから↓

エスケー化研で実験を行った塗料は以下の3種類です。

⑥サーモアイSi(サーモアイシーラー)遮熱塗料
⑦サーモアイUV(サーモアイシーラー)遮熱塗料
⑧ファインUVベスト(1液ベストシーラー)一般塗料
ニッペ サーモアイSi クールディープグレー
ニッペ サーモアイSi
クールディープグレー
ニッペ サーモアイUV クールディープグレー
ニッペ サーモアイUV
クールディープグレー
 日本ペイント ファインUVベスト
日本ペイント
ファインUVベスト

今回の塗料について

「日本ペイント」の遮熱塗料には、「サーモアイUV」と「サーモアイSi」があります。

この2つの違いは、原料の違い。
サーモアイUVはウレタン樹脂で、サーモアイSiはシリコン樹脂です。

日本ペイントの下塗り材は2011年の実験で「サーモアイシーラー」を塗った方が効果があるのが実証されています。


ですので、今回の実験ではサーモアイUVとSiの2種類を実験します。

※比較のため、遮熱塗料でない通常の屋根用塗料「ファインUVベスト」も同時に計測します。

色:クールディープグレー

実験で使う日本ペイントの色は、サーモアイシリーズの色見本の中から【クールディープグレー】を選びました。

サーモアイSi色見本-クールディープグレー
サーモアイSi色見本-クールディープグレー

実験の結果・全データ

最高気温(℃)41.0℃  最低気温(℃)25.5℃  塗り板の最高温度(℃)48.0℃

2014年7月31日15時30分~8月8日12時30分までの計測データです。

2014年 日本ペイントの実験結果表
2014年 日本ペイントの実験結果表

2014/8/3 AM10:30 のデータ

全体を見ると、明らかに、遮熱塗料の方が、③の通常塗料に比べて温度が低くなっています。
特に高温になっている赤丸の部分を拡大してみます。

014年 日本ペイントの実験結果表-詳細
014年 日本ペイントの実験結果表-詳細

 ⑥サーモアイSi(サーモパイシーラー)
 ⑦サーモアイUV(サーモパイシーラー)

 ⑧ファインUVベスト(1液ベストシーラー)
 気温

⑥サーモアイSi⑦サーモアイUV⑧ファインUVベスト気温
44.0℃44.5℃47.0℃39.5℃

遮熱塗料⑥と⑦を比較すると、⑦サーモアイSiの方が若干低いようです。
⑧の屋根用一般塗料・ファインUVベストと⑦サーモアイSiとの差は、マイナス1.5℃です。

2014年:日本ペイントの遮熱塗料効果実験の順位

比較の方法として、データ上の気温36℃以上または塗り板温度の最高値が40℃以上の日時に一番温度が低くなっているものを全て調べます。

その結果から、総合的に決定した順位は以下のようになりました。

日本ペイントの遮熱塗料の代表は【⑦サーモアイSi (サーモアイシーラー)】です。

日本ペイント(2014年7月31日~8月8日まで計測)
1位サーモアイSi (サーモアイシーラー)73点
2位⑥サーモアイUV (サーモアイシーラー)68点
3位⑧ファインUVベスト(1液ベストシーラー)

日本ペイントの遮熱塗料トーナメント表

2014年 遮熱塗料実験トーナメント結果【日本ペイント】
2014年 遮熱塗料実験トーナメント結果【日本ペイント】

注意事項

実験に使用した塗料は当時販売していたものです。
閲覧して頂いている時点で廃版となっている塗料もありますので、その旨ご了承ください。

2014年遮熱塗料実証実験 各データの詳細

その他の年の実験結果

2009年の遮熱塗料実証実験の結果

2010年の遮熱塗料実証実験の結果

2011年の遮熱塗料実証実験の結果

2012年の遮熱塗料実証実験の結果

2014年の遮熱塗料実証実験の結果

高橋良一

高橋良一

外壁塗装の専門家

塗装職人の2代目・職人15年・外装会社経営15年。塗料や塗装の知識・業者選び等…正しい情報を分かりやすく発信します。このサイトの目標は「誰もが適切な診断と良い工事が出来るようになる事」

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