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リシン掻き落としとは
リシン掻き落としは、左官屋さんが行う外壁仕上げの仕様です。
令和に入り、新築でリシン掻き落とし外壁で家を建てようとする事は、かなりレアケースになります。
(施工費が高い・工事期間が長くなる・施工できる職人さんがいないので…)
リシン掻き落としの特徴
リシン掻き落としの材料
粘度の高い塗料分に骨材を混ぜた材料
(色付きモルタルのイメージ)
コテで塗り、乾く前に剣山やブラシで表面を擦って落とします
(塗ったものをわざと落とすので、施工時には落とした石粒で床が見えなくなるほど積もります)
リシン掻き落としの見た目・仕上がり感
吹き付けとは違いリシン材を数ミリ塗りつけた凹凸の表面が高級で重厚感のある仕上がりになります
リシン掻き落としの厚み
リシン材を10ミリ塗った後、落として7ミリになるイメージなので、塗装仕上げ(1ミリ~3ミリ)と比較して7倍~2倍以上の厚みがある
リシン掻き落としの耐久性・耐候性
厚みがある事で、ヒビ割れを抑制する事・劣化や汚れを含めた耐候性が高く、大抵の家では築15年程度経っても塗替えの必要性が感じられない
リシン掻き落としの塗り替える際の注意点
- 塗り替えを行う際には、塗料の吸い込みが激しく材料消費と施工の手間が掛かり、他の塗装仕上げと比較して施工費が高くなる。
- 塗り替えのタイミングを逸すると骨材の砂粒の接着力が無くなってしまい、塗り替えが出来なくなる場合がある
- 施工不可能かどうかの判断を誤ると、塗装が砂状の下地から剥がれることがある