エアコンパテとは?用途・劣化の実例・補修方法を解説

エアコンパテ
目次

エアコンパテとは

エアコンパテとは、エアコンの室外機から延びる配管が室内を貫通する際に、外壁の穴の隙間を塞ぐパテのことです。

エアコンパテは粘土状で、手が届けば誰でも手軽に交換することができます。

このエアコン配管の貫通部分は高いところにあるため、劣化しても気づかず放置されるこが多いので、注意が必要です。

例えばこのエアコンパテが取れて無くなっていると、そこは大穴が開いているようなものです。

外壁のヒビ割れどころではない雨漏りの大きな原因になり得ます。

必ず外壁塗装をする時にはチェックしたい重要な部分なのです。
しかし、そのことを重要に思っていない「ただ塗るだけの下請け業者」が工事をすると見逃されたまま工事が終わってしまいます。

外壁塗装工事でエアコンパテを交換の目安

外壁塗装の時にエアコンパテを交換しなければならないのは以下のような場合です。

  • エアコンパテが激しく劣化している
  • エアコンパテが欠落していて無い
  • エアコンパテが硬くなってしまい隙間が空いている

エアコンパテの劣化の実例

まだあまり劣化していないエアコンパテ

まだあまり劣化していないエアコンパテ(配管テープの劣化からすると8年目くらい)
日光や外気と触れ合う場所かどうかにもよりますが、段々とパテの水分が抜けてきて、10年ほど経過する頃には外壁と剥離していることが多いです。

隙間の開いているエアコンパテ

パテが硬くなっていると、この程度の隙間が開いてきます。
交換しても勿体無くないでしょう。

ほとんど無くなっているエアコンパテ

ほとんど無くなっているエアコンパテ。
こちらは、パテの欠落とともに配管もボロボロになっています。

エアコンパテが無くなり動物の巣の跡がある

エアコンパテが無くなって鳥の巣のようになっていました…

エアコンパテの補修

補修後のエアコンパテ
エアコンパテの補修後

外壁塗装工事の後でもエアコン廻りがボロボロでは美観に支障をきたします。
出来ればそんな「直接塗装とは関係の無い部分」も一緒に綺麗にしてくれる業者に頼みたいものです。

ちなみに、この写真の配管テープも塗装職人が巻き直しています。
(なので少々巻きかたがヘタですが)

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事では下記の点についてまとめてみました。

  • エアコンパテは劣化しても気づきにくいので注意が必要
  • エアコンパテが取れて無くなっていると大穴が開いているようなもの
  • 外壁のヒビ割れどころではない雨漏りの大きな原因になる
  • 必ず外壁塗装をする時にはチェックしたい重要な部分
  • 「ただ塗るだけの下請け業者」が工事をすると見逃されたまま工事が終わる

この記事の内容が腑に落ちたら、外壁塗装の時にはにエアコンパテのチェックをしてもらえる業者に頼みましょう。

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この記事を書いた人

塗装職人の2代目・職人15年・外装会社経営15年。塗料や塗装の知識・業者選び等…正しい情報を分かりやすく発信します。このサイトの目標は「誰もが適切な診断と良い工事が出来るようになる事」

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