下塗り塗料とは?

下塗り塗料とは?
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塗装の「下塗り」とは

「下塗り」とは、塗装をする時に最初に塗る塗装工程の事です。

外壁塗装では3回塗りが基本ですから、その1回目の塗装が「下塗り」です。
(クリヤー塗装だけは下塗りが無いものもあります)

塗装をする場所や用途によって、同じ意味でも名前や呼び方が違っていたりして分かりにくい事がありますので、この後でまとめて解説をします。

下塗り塗料の役割・用途

外壁下塗り
外壁下塗り

「下塗り」を塗る意味は1つではありません。
下塗り塗料には主に以下のような役割があります。

下塗り塗料の持つ役割
  1. 密着性(下地と仕上げ塗装との接着剤の役割)
  2. 吸い込み止め(上塗り塗料が下地に吸い込まれてしまうのを止める役割)
  3. 下地調整(クラックを埋め、下地の凹凸を減らして平らにする役割)
  4. 錆止め(鉄が酸化してサビてしまうのを防ぐ役割)

※上記の役割を複数持つ下塗り塗料も多数製品化されていて、単一機能の下塗り塗料の方が少なくなっています。

下塗り塗料の名称(種類・分類・カテゴリー)

外壁塗装下塗り

住宅塗装で使う場合の下塗り塗料の名称には以下のものがあります。

  • プライマー
  • シーラー
  • フィラー
  • 微弾性フィラー
  • サーフェーサー
  • バインダー
  • 錆止め

下塗り塗料は商品名で種類や機能が分かりにくい!

ただし、これらの下塗り塗料の名称は各社が自由に付けていて分かりにくいのが現状です。

その理由は2つです

  1. 下塗りの役割を複数持つ塗料が多いこと
  2. 同一メーカーで似た用途の下塗り塗料が複数ある場合に区別するため
  3. 各塗料メーカーで、他社と違うネーミングにしてしまったため

ですから、一般的には下記のような名称がカテゴリーがあるように見えますが、実際の機能はほとんど同じ意味だったり、名称ごとの明確な境界が曖昧になっています。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事では下記の点についてまとめてみました。

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この記事を書いた人

塗装職人の2代目・職人15年・外装会社経営15年。塗料や塗装の知識・業者選び等…正しい情報を分かりやすく発信します。このサイトの目標は「誰もが適切な診断と良い工事が出来るようになる事」

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