以下に間違いを挙げておきます。
- 【色が鮮やか】な特徴は特に無い
- 【カラーバリエーションが豊富】な特徴も特に無い
- 【塗膜が硬くひび割れが起きやすい】ことも特に無い
- 【強溶剤を塗られるかも?】という心配は必要は無い
- 【強溶剤アクリル塗料はシーラーが要らない場合も?】というのは有り得ない
- 【アクリル塗料は誰でも使いやすい】というのは論点が違う
- 【アクリル塗料は歴史が長いので種類が豊富】という事実は無い
ネット上のアクリル塗料の情報は間違いだらけ
ネット上にある「アクリル樹脂塗料」の解説のうち、明らかに間違っている部分の修正です。
7つありますので順に解説します。
ネット情報の間違い①【アクリル塗料は色が鮮やか】
→おそらくアクリル絵の具の情報を誤解していると思われます。
ネット情報の間違い②【アクリル塗料はカラーバリエーションが豊富】
色の豊富さは樹脂以外の特徴によりあります
ネット情報の間違い③【塗膜が硬くひび割れが起きやすい】
→おそらくアクリルパネルのイメージでWebライターさんが書いたのではないでしょうか?
又はウレタン塗料が「柔らかい」と思っているのかもしれません。
ネット情報の間違い④【強溶剤を塗られるかも?】
→この話は「もう都市伝説化した死語」のようなものです。
ネット情報の間違い⑤【強溶剤アクリル塗料はシーラーが要らない場合も?】
確かに塗装のことを知らないWebライターさんが、ネットで「アクリル塗料」のことを調べようとして検索をすると、プラモデルのアクリル塗料についての情報が出てきてしまいます。
その中に「下地(プラスチック)を溶かしながら付く」というのがあるのですが、実はそれは「プラモデル塗料」の種類の中でも【エナメル塗料】のことなのです。
プラモデルでもアクリル塗料は下地を溶かさないので、二重に間違っていますね。
ネット情報の間違い⑥【アクリル塗料は誰でも使いやすい】
これも結構複数のサイトに書いてありましたが、論点がおかしいです。
間違いというよりはトンチンカンな言い回しだな、という感じです。
ネット情報の間違い⑦【アクリル塗料は歴史が長いので種類が豊富】
もしかしたら「アクリルシリコン樹脂」もアクリルにカウントしているのかも知れません。
まとめ
今回のネット記事の間違いをも明らかにWebライターさんがしてしまいそうな「あるあるネタ」です。
まとめる意味が有るのか分かりませんが、記事として増えてしまったので記事をまとめてみました。
参考にしてみて下さい。