遮熱塗料【実証実験】計測データ
2012年7月17日 火曜日
・測定時間:12時~16時の間1時間おき
・最高気温:42.9℃
・最低気温:32.3℃
・平均32.3℃
実験の方法や概要はこちら↓
〈実験①〉スレート屋根の遮熱塗料
①無塗装コロニアル屋根材
②エスケー化研:クールタイトSi
③エスケー化研:クールタイト
④本ペイント:サーモアイ
⑤日本特殊塗料:パラサーモ
⑥ミズタニ:快適サーモU
実際の屋根材に様々な遮熱塗料〈SK化研の『クールタイト』『クールタイトsi』・日本ペイントの『サーモアイ』・日本特殊塗料の『パラサーモ』・ミズタニの『快適サーモU』〉を塗って温度測定を行います。
2012年7月17日 スレート屋根材に塗った遮熱塗料の温度の比較
気温 | 新品・屋根材 | クールタイトsi | クールタイト | サーモアイ | パラサーモ | 快適サーモU | |
平均 | 36.9℃ | 54.8℃ | 51.5℃ | 52.0℃ | 52.8℃ | 51.3℃ | 50.5℃ |
今日の注目の2枚
今日の検証結果:スレート屋根の遮熱塗料実験
今日は初の60℃越え。
13時の計測で、「新品・屋根材」の温度は65℃になりました。
その時「快適サーモU」は6℃も低かったです。遮熱塗料の効果は明らかです。
13時の測定
「新品・屋根材」65℃・「快適サーモU」59℃
計測を行った塗料(コロニアル屋根)
計測の詳細
12時
13時
14時
15時
16時
〈実験②〉金属屋根の遮熱塗料
①エスケー化研:ヤネフレッシュ(遮熱機能が無い屋根用塗料)
②エスケー化研:クールタイトSi
③日本ペイント:サーモアイ
④日本特殊塗料:パラサーモ
⑤ミズタニ:快適サーモU
ヤネフレッシュ
RC-121
クールタイトSi
RC-121
サーモアイUV
クールディープグレー
パラサーモ
スレートブラック
快適サーモU
ニューサーモブラック
一斗缶に一般塗料のSK化研のヤネフレッシュと様々な遮熱塗料〈SK化研の『クールタイト』・『クールタイトsi』・日本ペイントの『サーモアイ』・日本特殊塗料『パラサーモ』・水谷ペイントの『快適サーモU』〉を塗って、温度測定を行います。
2012年7月17日 一斗缶に塗った遮熱塗料の温度の比較
一斗缶の上部で計測
気温 | ヤネフレッシュ | クールタイトsi | サーモアイ | パラサーモ | 快適サーモ | |
平均 | 37.5℃ | 58.4℃ | 53.4℃ | 56.8℃ | 55.2℃ | 54.8℃ |
一斗缶の側面で計測
気温 | ヤネフレッシュ | クールタイトsi | サーモアイ | パラサーモ | 快適サーモ | |
平均 | 37.5℃ | 50.8℃ | 48.8℃ | 48.4℃ | 48.4℃ | 47.8℃ |
今日の注目の2枚
「新品・屋根材i」74℃
「エスケー化研 クールタイトSi」63℃
今日の検証結果:金属屋根の遮熱塗料実験
一斗缶の上部で一般屋根塗料のヤネフレッシュが13時に74℃にまで上がり、エスケー化研の「クールタイトSi」との温度差が-11度と、最高記録になりました。
側面でもヤネフレッシュが58℃の時に「水谷ペイントの快適サーモU」が51℃と-7℃の差が出ています。
13時の測定
一斗缶の上部で計測:「クールタイトsi」63℃・「ヤネフレッシュ」74℃
一斗缶の側面で計測:「快適サーモU」51℃・「ヤネフレッシュ」58℃
※昨日と今日で、一斗缶上面のクールタイトSi、側面の快適サーモUが1位が同じ組み合わせになっています。
これが最終結果に続くのかを確認したいです。
計測を行った塗料(金属屋根)
計測の詳細
12時
13時
14時
15時
16時
〈実験③〉ガイナなど外壁用塗料
①日進産業:ガイナ
②③アイカ工業:ジョリパット(上下)
④エスケー化研:アートフレッシュ
⑤エスケー化研:クリーンマイルドシリコン
⑥エスケー化研:クールテクトSi
⑦エスケー化研:リシン(白)
断熱塗料『ガイナ』の特徴は、ツヤ消し、淡彩色で、表面がザラザラしていることです。
ガイナの効果を確認するために、同様のツヤ消し塗料『アートフレッシュ』や、ツヤ消しの『シリン』、表面がツヤ消しでザラザラしている『ジョリパッド』との温度を比較してみよう!という試みです。
さらに、ツヤありの一般塗料『クリーンマイルドsi』と遮熱塗料『クールテクトsi』とも比較しました。
2012年7月17日 ガイナを中心とした様々な塗り板の温度の比較
気温 | ガイナ | ジョリパッド(上) | ジョリパッド(下) | アートフレッシュ | クリーンマイルドシリコン | クールテクトsi | リシン白 | |
平均 | 37.5℃ | 48.0℃ | 44.6℃ | 48.4℃ | 46.4℃ | 47.4℃ | 43.8℃ | 40.2℃ |
今回の実験で注目の2枚
ガイナ 56℃
今日までの結果では、断熱塗料「ガイナ」の表面温度は2番目に熱くなっています。
(一番熱いのはジョリパットの下)
確かにガイナは「遮熱塗料」ではなく「断熱塗料」です。
実際は表面で熱を溜めていて奥に熱を通さないのかもしれません。
ガイナについては別の計測方法が必要なのかもしれません。
13時の測定
「ガイナ」56℃・「リシン(白)」47℃
今日の検証結果:外壁用遮熱塗料実験
計測を行った塗料(ガイナを中心とした様々な塗り板)
計測の詳細
12時
13時
14時
15時
16時
〈実験④〉黒い塗料
①エスケー化研:水性セラミシリコン
②エスケー化研:水性クールテクトSi
③エスケー化研:クールタイトSi
(サーモシャット中塗り仕様)
SK化研の一般塗料『セラミシリコン』と、遮熱塗料の『クールテクトsi』、遮熱塗料『下塗りサーモシャット』+『上塗りクールタイトsi』の比較実験をしました。
2012年7月17日 黒い塗料の塗り板の温度の比較
気温 | クールテクトsi | セラミシリコン | クールタイトシリコン | |
平均 | 37.5℃ | 53.8℃ | 57.6℃ | 54.0℃ |
注目の2枚
「クールタイトシリコン」65℃
「セラミシリコン」71℃
今日の検証結果:黒い塗料の比較
今日の結果では、遮熱塗料の「クールテクトsi」と「クールタイトシリコン」の温度はまったく同じでした。
遮熱効果の無い水性セラミシリコンは5℃前後表面温度が高かったです。
あと何回か、測定を続けます。
13時の測定
「クールテクトsi」「クールタイトシリコン」65℃・「セラミシリコン」71℃
計測を行った塗料(黒い塗り板)
計測の詳細
12時
13時
14時
15時
16時
〈実験⑤〉外壁「断熱塗料ガイナ」の効果
ガイナとクリーンマイルドシリコン
①日進産業:ガイナ
②エスケー化研:クリーンマイルドシリコン
※遮熱機能は無し
モルタル外壁に模したストレート屋根材に、断熱塗料『ガイナ』(アイボリー)と同色の一般塗料『クリーンマイルドシリコン』を塗って温度を比較しました。
2012年7月17日 ガイナとクリーンマイルドシリコンの温度の比較
気温 | ガイナ | クリーンマイルドシリコン | |
平均 | 41.3℃ | 38.5℃ | 38.8℃ |
今回の実験で注目の1枚
今日の検証結果:ガイナの効果
今日も「ガイナ」の温度は、
「クリーンマイルドシリコン」より
2℃ほど低い時と1℃高い時がありました。
結果が出るまで、計測を続けます。
15時の測定
「ガイナ」44℃
「クリーンマイルドシリコン」46℃
計測を行った塗料(ガイナ・クリーンマイルドシリコン)
計測の詳細
12時・13時
14時・15時
16時
〈実験⑥〉日替わり実験【遮熱塗料の効果は本当にあるか?①】
① 水性クールタイトシリコン(遮熱)
② 水性セラミシリコン
2012年7月17日 遮熱塗料(水性クールタイトシリコン)と一般塗料(水性セラミシリコン)をリシン下地に塗った比較
気温 | 水性クールタイトシリコン (リシン下地) | 水性セラミシリコン (リシン下地) | |
平均 | 37.5℃ | 44.0℃ | 44.4℃ |
今回の実験で注目の1枚
今日の検証結果:色による温度への影響は?
遮熱塗料「水性クールタイトシリコン」と一般塗料「水性セラミシリコン」をリシン下地に塗ったものを比較しました。
意外にも、時間によっては、一般塗料「水性セラミシリコン」の方が低い結果になりました。
15時の測定
「水性セラミシリコン」50℃
「水性クールタイトシリコン」42℃
計測を行った塗料 水性クールタイトシリコン・水性セラミシリコン(リシン下地)
計測の詳細
12時・13時
14時・15時
16時・17時