アクリル樹脂とは?【概要・特徴・用途・素材・ガラスとの違い】

目次

アクリル樹脂の概要

アクリル樹脂はプラスチックの中で最も耐久性に優れ、なおかつ美しい透明性を保った素材

アクリル樹脂の特徴

  • 透明性が高い
  • 加工が容易
  • 衝撃性は強いが、表面は傷つきやすい

用途

  • 塗料
  • 建材
  • 標識
  • レンズ
  • 接着剤
  • 水族館の巨大な水槽
  • 繊維加工用バインダー
  • パソコン画面
  • 携帯電話の表示窓
  • 液晶ディスプレイ

素材

  • アクリル酸エステルあるいはメタクリル酸エステルの重合体

製法

  • 押し出し材
    粘土状になっているアクリル樹脂をローラーから押し出して作る製法
  • キャスト材
    2枚のガラスの間にアクリル原材料を注入し、硬化させて作る製法

歴史・沿革

  • アクリル樹脂は1934年ごろ工業化された。
  • 透明性と高い耐候性を持つ特性から、戦闘機などの風防(キャノピー)に使用された。

ガラスとの違い

別名
  • アクリルガラス
  • 匂いガラス
ガラスとアクリルの違い
  • ガラスとは、ケイ酸塩化合物の結晶
  • アクリルとは合成樹脂
  • ガラスのメリット…透明度が高い・硬度が高く傷がつきにく・耐熱性・耐薬品性が高い・経年劣化しにくい
  • アクリル重視のメリット…ガラスと比べて割れにくい・加工がしやすい・軽い
  • ガラスのデメリット…割れやすい・加工がしにくい・重い
  • アクリル樹脂のデメリット…熱に弱い・硬度が低く傷が付きやすい
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この記事を書いた人

塗装職人の2代目・職人15年・外装会社経営15年。塗料や塗装の知識・業者選び等…正しい情報を分かりやすく発信します。このサイトの目標は「誰もが適切な診断と良い工事が出来るようになる事」

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