VELUX天窓のメンテナンス|安心点検・延長保証と交換までの目安

VELUX天窓のメンテナンス

この記事では、天窓メーカーVELUXの安心点検を受ける方法について解説します。

天窓があると明るいし解放感もあって素敵ですよね。
でも、築10年以降の天窓では、雨漏りの心配が段々増えていきます。

とは言え、天窓のメンテナンスをどうやってしたら良いのか?は分からないものです。

この記事を参考に、一度VELUXで安心点検を受けてはいかがでしょうか?

VELUXとは?

「天窓といえばベルックス」というキャッチコピーの通り、現在日本の屋根についている天窓(トップライト)の多くがVELUX社製です。

VELUX(ベルックス)は北欧デンマーク生まれ。
日本ベルックス は天窓専門メーカーベルックスの日本法人です。

ベルックス天窓は、およそ70年にわたり世界中の住宅に自然の光と風を提供しています。
様々な機能を搭載した天窓で、室内の快適さや温度調整に役立てられています。

VELUX天窓の確認方法

ご自宅の天窓がVELUX社製かどうかを確認する方法です。

ベルックス天窓のハンドルについているラベル

このように天窓のハンドル部分に【VELUX】のマークが付いています。

VELUX天窓の種類

スカイビューシリーズ

スカイビューシリーズは、下記4種類です。
ご自宅の天窓がどの種類かを確認しておきましょう。

VELUX天窓ラインナップ

ルーフウインドウシリーズ

ルーフウインドウシリーズは下記の3種類です。
「天窓」と違い、ルーフウインドウシリーズは中軸回転式で180°回転するタイプです。
ガラスの外側も手軽に掃除できます

VELUXルーフウインドウシリーズ

VELUXの保証対象の概要

ベルックス天窓・スカイビューシリーズの保証の概要をまとめてみました。

天窓のメンテナンスの前に異常かも?と思ったら下記の保証内容を確認してみると良いでしょう。

保証の対象 保証期間
  • ベルックス・ルーフウインドウシリーズ、及びスカイビューシリーズ本体
    (ただし、ペルックス・スカイビューシリーズ(A21タイプ)のガラスシール材については除く。(A21とは、2010年4月1日正式発売されたスカイビュ シリーズ新製品)
  • ベルックス水切り
10年
  • ベルックス・スカイビューシリーズ(A21タイプ)のガラスシール材からの漏水及びガラス内結路 (※製品本体からの雨水侵入を含む。)
20年
  • ベルックス純正ブラインド製品
  • ベルックス純正手動操作キット
3年
  • ベルックス窓及びブラインドに関するモーター(ベルックス・ルーフウインドウシリーズ、及びスカイビューシリーズに初期搭載されているモーターを含む。)
  • ベルックス電動操作製品(ベルックス・ルーフウインドウシリーズ、及びスカイビューシリーズに搭載されてい る電装部品を含む。)
3年
  • ベルックス電動ブラインド用ベルックス純正モーター
3年

保証範囲の概要

保証書から保証の範囲の部分も抜粋してみました。
読みにくいですが、保証が適用になるかどうか念のため確認してみましょう。

◆本保証の範囲

本保証は、素材もしくは製造上の欠陥または構造上の不良による瑕疵を対象とします。
欠陥、不良または損傷が、直接または間接的に以下から生じた場合には、本保証の対象になりません。
a)施工明書通りに施工がされていない場合(例:施工説明に反する施工方法や施工説明を無視する施工方法)、また施工説明書のない場合は役な施工基準に従った施工がされていない場合
b) 推奨された施工エリア外において施工されている場合
C)誤操作ないし誤使用
d)一般的に製品に適していない部品または付属品(例えば、電源供給装置)の使用
e)持ち運び、組み立て、取り付けその他取扱い
f)製品の改造
g) その他素材もしくは製造上の欠陥または構造上の不良に基づかない欠陥、不良または損傷 ただし、これらは保証対象外事例を全て列挙したものではありません。
さらに、本保証は、欠陥、不良または損傷が、取扱説明書の記載に従ってメンテナンスを行ったにもかかわらず生じた場合、あるいは、欠陥、不良または損傷が取 扱説明書の記載に従ってメンテナンスを行うことによっても防ぐことができるものではなかった場合に限られます。取扱説明書はベルックスのホームページ www.VELUX.comまたはwww.VELUX.co.jpからダウンロードが可能です。
ベルックス・スカイビューシリーズ (A21タイプ)のガラスシール材については、以下の特約が適用されます。 ベルックスが販売したベルックス・スカイビューシリーズのガラスシール材の気密封止不良を原因とする内ガラス表面上の埃または薄膜形成の結果としての重 大な視界障害及び内部結露に対する保証期間は20年間とします(ただし、気密封止不良がガラス表面の破損または無裂によるものである場合を除きます)。当 該保証期間内に、上記のような不具合が発生した場合は無償にてガラスを交換します。

VELUXの安心点検

現在特に問題が無く、でも10年の保証がそろそろ切れそうという場合は「10年点検」を利用しましょう。

ベルックスの天窓には、「10年間の漏水保証」が付いていますが、10年目の「安心点検」を受ける事で、この保証が「20年」に延長します。

定期的なメンテナンスを行うことで、天窓を永く安心して使うことが可能になります。

安心点検の内容

ベルックス製天窓を対象にガラス回りの防水材の交換、部品の点検・確認・補修、 グリスの補充、ガラス清掃(屋根側のみ)などを行います。

※安心点検は有料となります。お見積もりに関してはご相談ください

安心点検3つのメリット

① 保証期間を延長

VELUX 安心点検

「安心点検」の時期により、通常の10年保証を以下のように延長いたします。

安心保証を2回受ける場合
  1. 新築(基本保証)→10年目
  2. 安心点検①:延長保証→20年目
  3. 安心点検②:延長保証→25年目(交換時期)
1回保証が切れてから安心保証を2回受ける場合
  1. 新築(基本保証)→10年目
  2. ※保証期間が切れている期間(無保証)
  3. 10年~20年の間に安心点検①:延長保証→20年目まで
  4. 安心点検②:延長保証→25年目(交換時期)
1回保証が切れてから安心保証を1回受ける場合
  1. 新築(基本保証)→10年目
  2. ※保証期間が切れている期間(無保証)
  3. 20年目以降に安心点検①:2年間の延長保証

※安心点検を2回実施すれば、25年までの延長保証をいたします(①・②)
※木枠の腐食が進行しているケースでは、保証延長ができない場合があります。(③)
※取付けから20年以上経過した天窓は、木部やシール(防水)材の劣化により漏水や腐食のおそれがあります。

最終保証期間終了後は、屋根や壁のリフォームに合わせて天窓を交換することをお薦めします。
交換後、新たに20年間のシール材漏水保証をいたします。

② 天窓を診断し、補修が行える

専門知識をもったベルックスのサービス協力店が、防 水材の交換、金属部へのグリス補充、屋根面からのガラス 清掃などの作業を実施し、天窓をリフレッシュします。
万が一、部品などに不具合があった場合には、合わせ て補修も頼めます。(補修は有料です)

③ ブラインドの追加が可能

新築時にブラインドを選ばれなかった方でも、付けたくなる場合もあるのだとか。
そんな時は、点検依頼時にブラインド設置も同時に注文出来ます。

天窓の劣化 判断基準

軽い水染みがある場合…「安心点検」によるシール材の入れ替えをお薦めします。

天窓の劣化-基本

ブラインドが劣化している場合… 「安心点検」と同時にブラインドの交換をお薦めします。

天窓ブラインドの劣化

ガラスがくもっている場合…「安心点検」と同時にガラス又はサッシの交換をお薦めします。

天窓ガラスの劣化

窓枠の腐食が激しい場合…窓枠の交換をお薦めします。 (シール材からの漏水/20年保証付与)
窓枠の腐食

参考 10年目安心点検のご案内日本ベルックス株式会社

天窓の日頃のメンテナンス

安心点検を受ける前の日頃のお手入れ方法や、結露対策のヒントなどメンテナンスについてはどうしたら良いのでしょうか?
※手が届かない場合には危険です。無理にお掃除などせず10年目安心点検などを利用してください。

結露

結露は湿気が水の入ったグラスや冷えたタイル、窓ガラスなど表面に水滴となって現れる現象です。
暖かい空気は冷たい空気と比べ、ずっと多くの水蒸気を含みます。
湿度の高い空気がガラスなど冷えた表面に当たると、冷やされた水蒸気が凝結して結露となります。

湿度を抑えるために

できれば、洗濯物を室内で干すのは避け、キッチンや浴室のドアは閉めておくようにしましょう。
室内では鉢植えの植物は減らしましょう。
こまめに換気しましょう。
冬には、室内の湿度を45%以下に保つようにしましょう。

室外側にも結露は起こります

断熱性の高いガラスでは、短い間ですが室外側で露が発生することがありますが、これは製品的な欠陥ではありません。
室外側のガラス面温度が露天温度となった時に露が発生します。主に外気の湿度が100%に近づく夜や早朝に起こり、花や葉に露がつくのと同じ現象です。

窓ガラスの清掃

お掃除の方法

ルーフウインドウシリーズシリーズは、180°回転して外側のガラス掃除ができます。
サッシ上部左側にあるカンヌキを枠下方にあるカンヌキ受けにしっかり差し、安全なことを確認できれば、両手を使って掃除できます。

ガラスは埃や糸くずの付いていない柔らかい布や、研磨材を含まないスポンジ、ゴム製ワイパー (スキージー)を使って拭いてください。
通常は水拭きで十分ですが、スクラブを含まない一般的なお掃除用液体クリーナーであれば使用しても問題ありません。
拭き掃除には軟水が最も望ましく、硬水の場合は少量の液体洗剤を混ぜて水をやわらかくするか、水気をしっかり拭き取るようにしましょう。

注意
ガラスの縁にある防水用シリコンに触れないように注意して掃除しましょう。
泥などがこびりついている場合、水を使わずに無理やり落そうとしないでください。

スカイビューシリーズは外側のガラスを室内から拭くことができませんが、Neat®ガラスは親水性の高いコーティングで、雨に当たることで目立つ汚れが流し落とされ、高所では汚れが殆ど目立ちません。

注意
型板網入りガラスは対象外です。
清掃不要なガラスではありません。効果は屋根勾配により異なり、経年変化します。
効果を損なう可能性があるためシリコンがガラスに付かないようにしてください。
効果は保証の対象外です。

ブラインドの掃除

ベルックスのブラインドや網戸は、高い耐久性を持ち、長いスパンでご使用いただけます。
また、生地の多くは埃や汚れの付きづらい特殊加工が施されています。

お掃除の方法

ベルックスのブラインドを掃除する際には、以下の方法で行なうようにしてください。

スポットクリーニング

柔らかい布やスポンジにぬるま湯を滲み込ませ、汚れをたたくようにして拭きます。生地を傷めるので、擦ることはなるべく避けましょう。

掃除機の使用

ブラシノズルを使ってやさしく汚れを吸い取ってください。

ベネシアンブラインド

少量の洗剤を混ぜて拭くことで静電気の発生を抑制してください。

シェスタブラインド

磁気クリーナーをシェスタブラインドの生地に使用しないでください。

その他

ガラススプレーを使用する際は、直接吹きかけずに、布にまずスプレーしてご使用ください。飛び散った洗剤によるブラインド生地へのダメージを避けるためです。
ブラインド類は屋外ではご使用になれません。

雪と氷

ベルックス天窓周辺の雪や氷

積雪量が多く、寒い時期が長く続くような寒冷地では、天窓周辺が長期間蓄積された雪や氷で覆われることがありますが、気温が高くなってくると、しばしば窓周辺の雪や氷が初めに溶けます。

屋根や雨どいから常に水が流れていることを確認しましょう。

従って、この時期は定期的に水切りや雨どいの雪や氷を取り除いて、雪解け水がスムーズに流れるようにすることが重要です。
もし、雪や氷をそのままにしておくと、溶けてまた凍った水が窓周辺や下方にアイスバンクを作ってしまいます。
そして、このアイスバンクがさらに雪解け水をせき止め、ついにはダムを作ってしまい、水たまりを形成します。
窓や屋根はこのような水たまりに耐えるようには作られていません。

水たまりを作らないよう、いつも雪解け水が窓や雨どいから流れていることを確認することが大切です。

オプションとして検討できるなら、融雪ケーブルを窓周辺にめぐらせ、雪解け水がいつでも流れるようにする方法があります。
融雪ケーブルは不凍深度以下に設けられた下水管まで施してください。

天窓の寿命

ベルックスでは、天窓の寿命を約25年としています。

天窓(トップライト)が日本に普及しはじめてすぐの製品の場合、製品自体の完成度が今よりかなり低くそのような家は既に築25年以上経過している筈です。
したがって、設計耐用年数である25年~30年を超えている天窓では、雨漏れや結露などの不具合にお悩みの方も多いかもしれません。

また、リフォーム時に古い天窓(トップライト)をそのまま残して屋根だけを交換するケースがあります。
この時に放置すると、その後10年、20年経過するにつれ、設計耐用年数をはるかに超えた状態になってしまいます。

そして、築20年を超えた古い天窓(トップライト)がある屋根で、屋根塗装をする場合には、次の塗り替え時期を考えると併せて最新天窓への交換を考えても良いでしょう。

※条件によってはベルックス天窓以外の他社製の天窓から交換することも可能です

天窓は交換リフォームが可能

あまり知られていない天窓の交換リフォームですが、ベルックス社ではきちんと対応製品があるので、安心して交換が出来ます。

天窓交換の目安

天窓交換工事の4パターン

① フィックスオーバーサイズ工法

フィックスオーバーサイズ工法は、既存の天窓の上にそれよりも大きな天窓を被せてしまう工法です。

既存天窓が開閉タイプの場合、交換後は開閉が出来なくなりますが、一番リーズナブルな工事です。

フィックスオーバーサイズ工法

② ベルックス天窓から同サイズベルックス天窓への交換

ベルックス社同士の交換の場合、工事は比較的スムーズです。
対応製品も揃っているので、商品の選択肢の幅があります。

ベルックス天窓同士の交換

③ 他社製天窓からベルックス天窓

他社製天窓からベルックス天窓への交換の場合、開口部分が若干小さくなるケースが多くなります。
今度はベルックスの天窓にしたい!という場合にも対応出来ます。

他社からVELUXに交換

④ 他社製大型天窓からベルックス天窓へ交換

古い他社製の天窓や、大工さんが作った自作の天窓の中にはかなり大型のものがあります。
ベルックスの製品ラインナップには強度の問題等で大型のものでも高さ1399㎜・幅1285㎜までのものしかありません。
でも大丈夫!
複雑な工事にはなりますが、連窓にする事で既存の採光を確保しつつリフォームが可能です。

大型天窓の交換

天窓交換動画の紹介

最後に、 VELUXオフィシャルYouTubeチャンネルから「天窓の交換 屋根と天窓のリフォーム」動画の紹介です。

古い天窓を撤去して新しい天窓に交換するまで通して見れる施工ビデオです。 天窓(トップライト)が日本に普及しはじめてすぐの製品をお使いの場合、設計耐用年数である25年~30年を超えていることが多く、雨漏れや結露などの不具合にお悩みの方も少なくないのではないでしょうか。リフォーム時に古い天窓(トップライト)をそのまま残して屋根だけを交換するケースがありますが、この時に放置すると、その後10年、20年経過するにつれ、設計耐用年数をはるかに超えた状態になってしまいます。 より快適な天窓ライフを続けるため、最新式の天窓(トップライト)に交換してはどうでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

さて、この記事ではVELUX天窓について下記のテーマで解説していきました。

ベルックス社製の天窓は、外壁塗装で塗装をしていてもとてもしっかりしている印象です。

また、さすが専門メーカーだけあって、安心点検や交換メニューなどのサービスもしっかりしています。

もしもこれから天窓を付ける場合や天窓の交換を検討中なら、日本のサッシメーカーの天窓よりも断然VELUXの天窓の方がオススメです。

この記事が参考になってあなたのお役に立てたら嬉しいです。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました!