屋根の傾斜が急で作業が出来ない
屋根の勾配がきつい(角度が急)と、人が登れないので作業が出来ません。
そんな屋根を塗装する場合は、外壁用の足場から屋根全面に足場を架けます。
この足場の事を「屋根足場」と言います。
飛散防止・落下防止用の安全対策のため
この足場とネットで具体的に防げる事について解説していきます。
この足場の事を「軒先足場」や「軒先作業床」と言います。
職人の安全管理(落下防止)
工事で一番大事なのは安全対策です。
無理をして工事中に屋根から落下してしまったら大変な事になります。
ですから、屋根の上で工事をする場合には屋根よりも上に足場板と手すり、そしてメッシュシートが必要です。
塗料が風に流されて家や車に飛散する
当然、屋根を塗装する際には塗料の飛散を防ぐ為にメッシュシートが必要です。
そのメッシュシートを張るためにも、足場が必要です。
高圧洗浄の水しぶきが飛んで、洗濯物が汚れる
外壁塗装工事では屋根も含めて高圧洗浄を行います。
外壁を洗浄する時に跳ね返って来る水は、おおむねメッシュシートで防げます。
しかし屋根洗浄の場合は、ちょっと防ぎにくくなります。
屋根に噴射して跳ね返って来る水しぶきが宙を舞い、シートの上から風で流されてしまいます。
足場とシートを高くすれば良いようにも思えますが、足場が帆船の帆のように煽られてしまうので逆に危険になってしまいます。
サビ落としなどのケレン作業で、ホコリが舞う
トタン屋根や金属屋根の場合、サビ落としをする時にどうしてもホコリやゴミが舞ってしまいます。
足場のネットが無いと、そのゴミやホコリが風に舞ってまき散らされてしてしまいます。
ネットがあれば、風が吹いてくるのを軽減出来ますし、飛散も抑えられます。
外壁塗装塗装工事で家から出るゴミやホコリが思いの外あるものです。
足場のネットは塗料の飛散や職人の落下防止だけでなく、このようなゴミなどの飛散防止にも一役買っています。
屋根の足場の組み方で手抜き業者が見抜ける
このように、屋根の塗装だけをしたい場合にでも足場は必要です。
また、足場がしっかりしていなければ工事をきちんとしたくても出来ません。
満足な足場を組まない業者の工事は、見えないところでも必ず手抜きがあると言って過言ではありません。
工事を依頼する業者を選ぶ際には、過去の施工事例から屋根の足場の様子を見せてもらうと良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では下記のポイントについてまとめてみました。
この記事で外壁塗装がスムーズに行えるようになった(役に立った)ら嬉しいです。