遮熱塗料にどれくらい遮熱効果があるのか?
実際に温度を測る実験をしています。
目次
実験の概要
実験用素材の作成方法
- STEP
今回実験する屋根用遮熱塗料
- STEP
実験用素材用塗料の一斗缶
- STEP
全て二液混合塗料なのできちんと混合比を守り計量します
- STEP
屋根材遮熱塗料を塗装
- STEP
塗料缶の全面に遮熱塗料を塗装
- STEP
塗り板にも遮熱塗料を塗装
- STEP
塗装後、缶を乾かします
- STEP
塗り板は重ならないように乾かします
2012年の実験期間
2012年7月5日~8月23日までの8回
実験の対象塗料
遮熱塗料
- エスケー化研
- クールタイト
- クールタイトSi
- クールテクトSi
- 日本ペイント サーモアイUV
- 日本特殊塗料 パラサーモ
- 水谷ペイント 快適サーモU
断熱塗料
- 日進産業 ガイナ
一般塗料
- エスケー化研
- ヤネフレッシュ
- クリーンマイルドシリコン
- クリーンマイルドシリコン
- 水性セラミシリコン
- アートフレッシュ
- リシン
- アイカ
- ジョリパット
計測対象と目的
〈実験①〉スレート屋根の遮熱塗料
- 実際のスレート材に各種遮熱塗料を塗って表面温度を検証
- スレート屋根材に塗った遮熱塗料の温度を1時間ごとに計測
- 表面温度を測ることで、塗料ごとの反射率による温度の違いを検証する
- スレート内部の蓄熱や直射日光の有無による温度差などの検証が出来る
〈実験②〉金属屋根の遮熱塗料
- ガルバリウム鋼板やトタンなどの金属屋根を疑似的に再現して検証
- 一斗缶に遮熱塗料を塗り、上部と側面の温度を1時間ごとに計測
- 表面温度を測ることで、塗料ごとの反射率による温度の違いを検証する
- 直射日光の有無による金属板の放熱(熱伝導率)によるや温度差などの検証が出来る
- 一斗缶内の空気の保温効果による影響(屋根の小屋裏空間の空気の影響)の検証も試みる
〈実験③〉ガイナなど外壁用塗料
- 外壁に明るい色を塗った場合に、遮熱塗料・断熱塗料に効果があるのか?を確認する
- 遮熱塗料の明るめの色と、遮熱効果の無い一般塗料の白とで比較して「色による温度差」を検証する
- 塗料メーカーが作成した「塗り板」の表面温度の1時間ごとに計測
- ガイナなど「表面が砂粒状にザラザラしている外壁」を再現
- 同一下地素材(厚紙)による各メーカー・塗料による表面温度の検証
〈実験④〉黒い塗料
- 同一下地・同一色(黒)の一般塗料・遮熱塗料の工法違い2種類、それぞれ効果を検証
- 塗料メーカーが作成した「塗り板」の表面温度の1時間ごとに計測
- 表面温度を測ることで、塗料ごとの反射率による温度の違いを検証する
※〈実験4〉は計測スペースの都合で3回の実験で終了しました
〈実験⑤〉外壁「断熱塗料ガイナ」の効果
- 断熱塗料ガイナが一般塗料と比較してどの程度の効果(温度差)があるのか?を確認する
- ストレート屋根材に同系色のガイナとクリーンマイルドシリコンを塗り、1時間ごとに計測
- 表面温度を測ることで各塗料による温度の違いや特徴を検証する
〈実験⑥〉日替わり実験
ちょっと気になるテーマを日替わりの塗り板で検証してみます。
- 外壁用一般塗料「アートフレッシュ」の〈白と茶色〉の温度の比較
- 遮熱塗料(水性クールタイトsi)と一般塗料(水性セラミシリコン)をリシン下地に塗った比較
- 一般塗料「クリーンマイルドシリコン」のツヤあり・3分ツヤをリシン下地に塗った違いを比較
- 一般塗料「クリーンマイルドシリコン」と遮熱塗料「クールテクトsi」を吹き付けタイル下地に塗って比較
- 遮熱塗料:水性クールテクトSi(ツヤあり)と一般塗料:アートフレッシュ(ツヤ消し)の比較
- 遮熱塗料:水性クールテクトSi(ツヤあり)と一般塗料:アートフレッシュ(ツヤ消し)の比較
- 一般塗料水性セラミシリコン半ツヤ、一般塗料クリーンマイルドシリコン艶ありの比較