雨漏り修理をした時にコーキングで応急処置をした場合、それで雨が止まるとは限りません。
何度コーキング補修をしたとしても「全く雨漏りが止まらない」と言う事例はよくある話です。
雨漏りが止まったと思っていたら実は勘違いだった、という事も多いです。
コーキング補修で雨漏りが止まらない理由には下記の2つの理由があります。
- そのコーキング工事は「応急処置」だから
- そのコーキング工事が「雨の入り口を塞げているか分からない」から
コーキング工事は「応急処置」
ほとんどの方がコーキングで雨水の入り口を塞ぐことを「雨漏りの修理」だと思っていますし、業者に頼んでもほぼその工事の事を「雨漏り修理」だと思って工事をしています。
しかしそのコーキング工事は「取り敢えず雨の入り口を緊急的に塞ぐこと」であって、雨漏りの根本原因を修理する「雨漏り修理工事」ではありません。
「取り敢えず」であると言うことが分かっていてコーキングで応急処置をする事は悪いことではありません。
しかし、その応急処置自体が「雨漏り修理」だと間違った認識であれば注意が必要です。
本当の雨漏り修理とは?
本当の雨漏り修理というのは、雨漏りの根本原因を無くし、元の状態に直す事だからです。
雨の入り口を「取り敢えず塞ぐコーキング工事」と雨漏り修理は全く違う工事です。
この防水シートが破れているのを元に戻す工事をする事をしなければ「本当の雨漏り修理」をしたとは言えません。
雨はなぜ漏ってしまうのか?
木道住宅なら外壁部分から雨が入ったとしても、中の防水シートがきちんと雨を防いでくれなければなりません。
極端に言うと「外壁」の担当は「防水」ではありません。
家の「防水」しているのは、外壁の中にある「防水シート」の担当です。
ですから、新築当時からでも外壁の中には雨が入っていて防水シートで雨を止めていることもあり、必ずしも外壁の表面で雨を遮らなくても良いのです。
※木造住宅の外壁における「防水」は外壁の中の「防水シート」が担っているというのは下記の参考資料で確認ができます。
(公共建築木造工事標準仕様書 平成 31 年版より引用)
11章 防水工事
4節 透湿防水シート、防水テープ及び改質アスファルトフェルト工事
11.4.1 一般事項
この節は、外壁を取り付ける場合の透湿防水シート、防水テープ及び改質アスファルトフェ
ルトを留め付ける工事に適用する。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事では下記の点についてまとめてみました。
この記事の内容が腑に落ちて早めに今の悩みが解決すると嬉しいです。
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