ルーフバルコニー【6つのメリット・4つのデメリット】経験談付き

ルーフバルコニーのメリットとデメリット解消法
目次

ルーフバルコニーとは

ルーフバルコニーとは、階下の屋根部分を利用しているバルコニーのこと。

一般のバルコニーに比べ、広くて日当たりが良いことが特徴です。

ルーフバルコニーのパターン

3階のルーフバルコニー

3階のルーフバルコニー

ルーフバルコニーは3階建ての住宅でよく利用されています。

3階が2階よりセットバックしていて、その部分の屋根を3階のルーフバルコニーとして有効活用している、というものです。

小さめのルーフバルコニー

小さめのルーフバルコニー

一般的なルーフバルコニー

一般的なルーフバルコニー

変形のルーフバルコニー

変形ルーフバルコニー

ルーフバルコニーの主な6つのメリット

ルーフバルコニーの6大メリット
  1. 通常のバルコニーには無い開放感
  2. 春秋にはバーベキュー
  3. 夏は子供とプールで遊べる
  4. 夜にはビアガーデン!
  5. 打ち上げ花火が見える地域なら最高
  6. 太陽独り占めのような空間なので家庭菜園にも最適

ルーフバルコニーの隠れたメリット

山のルーフバルコニー
※イメージです

実は、隣の家までが近い都内の住宅地ならではの隠れたメリットもあります。

ルーフバルコニーがある事で、居室から隣地までの距離が必然的に遠くなるのです。

外部からの視線を遮る目隠しを工夫すれば、部屋からの眺めが広々する贅沢な空間が得られる、というメリットもあるのです。

ルーフバルコニーのデメリット

排水口が土で詰まっているバルコニー

とは言え、ルーフバルコニーにも下記のようなデメリットがあると言われています。

ルーフバルコニーの4つのデメリット
  1. 雨漏りの危険が多い
  2. 意外と使う機会が無い
  3. 排水口の掃除が大変
  4. 風の影響を受けやすい

ルーフバルコニーのデメリットを回避する知恵

そんなルーフバルコニーですが、上記のデメリットを回避する知恵と、面倒な努力を減らす施策があります。

雨漏りに関して

「ルーフバルコニーは雨漏りしやすい」とはよく言われますが、10年毎に防水のメンテナンスをしておけば雨漏りの危険はかなり回避出来ます。

まず、10年以内であれば保証期間ですので、住宅瑕疵担保履行法によって雨漏りがあった場合の補修費用は保険で直せます。

新築住宅の売主等は、住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づき、住宅の主要構造部分の瑕疵について、10年間の瑕疵担保責任を負うこととされていますが、構造計算書偽装問題を契機に、売主等が瑕疵担保責任を十分に果たすことができない場合、住宅購入者等が極めて不安定な状態におかれることが明らかになりました。

このため、住宅購入者等の利益の保護を図るため、第166回通常国会において、「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律(平成19年法律第66号)(住宅瑕疵担保履行法)」が成立・公布されました。

また、住宅瑕疵担保責任保険法人の指定や特別紛争処理体制の整備については平成20年4月1日に施行され、新築住宅の売主等に対しての瑕疵担保責任を履行するための資力確保の義務付けについては平成21年10月1日に施行されました。

※国土交通省 国土交通省住宅局住宅生産課 住宅瑕疵担保履行法について

10年を過ぎて、特に問題が無かったルーフバルコニーであれば、その後は適切な自己管理により問題無く過ごせる筈です。

※バルコニー防水をメンテナンスする時の注意点の記事は沢山ありますので下記からご参照ください。

意外と使う機会が無い点について

ルーフバルコニーから見える打ち上げ花火

実は我が家にもルーフバルコニーがあって、中古住宅を買ったので前のオーナーさんは家庭菜園をガッツリやってらっしゃいました。

で、私の家族はと言うとそのような趣味や時間が無く…特に何も利用してはいません。

ただし、たま~に夜空を見に行った時の解放感や夕日の綺麗さなど、物干しバルコニーでは味わえない開放感があるのは間違いありません。

常時利用していなくても、特に有効活用していなくても、良いのではないでしょうか?

排水口の掃除が大変

ルーフバルコニーの排水口

これはどちらかと言うと誤解ですね。

一般のバルコニーでもほとんど同じですし、私の経験ではルーフバルコニーよりも大変な家があります。

それは、玄関の屋根が防水仕様になっている家です。
玄関上が防水になっていれば、その排水口の掃除もしなければなりません。

しかしそこに行く手だてが梯子で登るしか無いので、土埃が溜まりやすいのに掃除が出来ません。

また、カラスが持って来るとも言われていますが、そこそこの確率でテニスボールやゴムボール・バトミントンの羽が排水口にハマっています。

これに比べれば、ルーフバルコニーは掃除をしやすい場所にあります。

さらに、一般のバルコニーにはゴミ箱や小型の物置が排水口の近くに置いてあったりして、掃除が出来なくなっている場合もあります。

それよりも広いルーフバルコニーの方が、普通に掃除もしやすいです。

風の影響を受けやすい

まず、ルーフバルコニーのある家で、そこにしか洗濯物が干せない家は少ない気がします。

そうであれば、無理にそこに干さなくても良いですね。

とは言え、ルーフバルコニーだけに干す場合でも干す位置を下げれば、一般のバルコニーと風の影響は同程度でしょう。

風が強い日なら一般のバルコニーでも影響は大きいですし、マンションなどの高い建物でも似たような不都合はあるものです。

風が無い日に広々と良く乾くメリットもあるのですから、仕方ないですね。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事ではルーフバルコニーのメリットとデメリット解消法についてまとめてみました。

この記事の内容が腑に落ちて早めに今の悩みが解決すると嬉しいです。

興味がありましたら、他の【バルコニー】関連の記事も読んで頂けると有りがたいです。

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この記事を書いた人

塗装職人の2代目・職人15年・外装会社経営15年。塗料や塗装の知識・業者選び等…正しい情報を分かりやすく発信します。このサイトの目標は「誰もが適切な診断と良い工事が出来るようになる事」

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