近年直径が5cm以上もあるような巨大な雹(ひょう)が度々降って来るようになりました。
落下速度が100km/hを超え、当たると家屋や車・農作物にも甚大な被害を与えます。
この記事では都内を中心とした雹害で破損してしまった色々な事例の画像を紹介します。
都内の主な雹害
都内でも数回雹が降り、下記のような被害が出ています。
- 2014年6月24日 三鷹市・調布市など
- 2017年7月18日 東京都豊島区や板橋区など
- 2017年8月19日 多摩川近辺など
- 2021年7月11日 渋谷区・吉祥寺周辺など
雹害の実例
では、都内での雹害の実例写真を紹介します。
主に雨どいの破損と雹による打撃で外壁その他の表面がヒョウ柄になってしまう例があります。
2014年6月24日の雹害
この事例では、雨どいの破損と破風板の劣化・外壁の劣化が起きました。
実例が数件分あるように、本当に大きな災害だった事が分かります。
事例1 2014年6月24日 三鷹市の雹害①
![2014年6月24日三鷹市の雹害による雨樋の破損](https://exterior-paint.net/wp-content/uploads/2021/05/P7010059-800.jpg)
事例2 2014年6月24日 三鷹市での雹害②
続いて2014年6月24日 三鷹市での雹害ですが、①とは別の家です。
ここの破損はかなり大きいので、それなりの大きさの雹が降って来たことが分かります。
![2014年6月24日三鷹市の雹害による雨どいの破損個所](https://exterior-paint.net/wp-content/uploads/2021/05/P7104180-col-800-txt-1.jpg)
事例3 2014年6月24日 三鷹市での雹害③
さらに②のお隣の家でも雨どいの破損がありました。
小さくても雨どいに穴が開いてしまっては修理が必要です。
![雹害による雨どいの破損](https://exterior-paint.net/wp-content/uploads/2021/05/P7104176-col-tri-800-txt-1.jpg)
事例4 2014年6月24日 三鷹市での雹害④
さらに②③のご近所の事例です。
2021年に確認をしたので、養生テープで補修していた部分にも穴が開いてしまっています。
![2014年6月24日 三鷹市での雹害による雨といの破損](https://exterior-paint.net/wp-content/uploads/2021/05/IMG_3846-800.jpg)
2014年6月24日 三鷹市での雹害による雨といの破損 2014年6月24日 三鷹市での雹害による雨といの破損
事例5 2014年6月24日 世田谷区での雹害
三鷹市だけでなく、隣接している世田谷区でも雹害がありました。
こちらも相当激しく大きな雹が降ったことが分かります。
![2014年6月24日 世田谷区での雹害](https://exterior-paint.net/wp-content/uploads/2021/05/P4150508-800.jpg)
2014年6月24日 世田谷区での雹害 2014年6月24日 世田谷区での雹害
事例6 2014年6月24日 調布市での雹害
調布市でも雹害がありました。
こちらも相当激しく大きな雹が降ったことが分かります。
画像はありませんが、やはり車にも被害があったそうです。
2017年8月19日 世田谷区での雹害
2017年には多摩川付近を中心に豪雨と雹害が起きました。
この現場は多摩川から少々離れた場所ですが、雨どいが大きく破損しています。
事例6 駒沢での雹害
![雹害による雨樋の破損](https://exterior-paint.net/wp-content/uploads/2021/05/IMG_6995.jpg)
雹害で穴が開いた雨どいの修理方法
さて、このように雨どいに穴が開いていれば、1カ所でも問題です。
穴から常時雨水が落ちるようになり、跳ねた水が掛かる部分をピンポイントで劣化させるからです。
当然、すぐに修理が必要になります。
ただし、横どい(軒樋)に修理は、思った程簡単ではありません。
修理したい場所が1つでもあれば、そこに繋がっている雨どい全部の交換が必要になるからです。
つまり、雨どいの修理に予想よりも多くの費用が掛かるのです。
なぜ、繋がっている部分全ての交換が必要なのかと言うと、雨どいは太陽による膨張などで必ず変形してしまうからです。
穴の開いた箇所だけを切り取って新品にして繋げようとしても、既存の雨どいが変形しているので繋ぎ目から必ず雨水が漏ってしまうのです。
雨どい修理の費用
また、雨どいはおおむね2階にあり、その修理には足場が必要になります。
四方ある家の片面の雨どい修理だとしても、安全面から家の全面に足場が必要です。
足場の費用は、30坪程度の2階建ての家で、およそ20万円程度。
それに雨どいの交換費用は、量により10万円~30万円程度です。
ですから、雨どいの修理・交換には30万円~50万円掛かる事が多くなります。
(1階の雨どい一部分だけの修理・交換で済めば、5万円程度で済む場合もあります)
雹害の修理に保険を使うには?
雨どいで修理が必要な破損があるとすれば、今回のような「雹害」か、雪による「雪害」の可能性がほとんどです。
これら「自然災害による破損」の場合、保険に入っていれば保険金で工事費がまかなえる場合があります。
どんな保険かと言うと火災保険の風雪雹害のオプションです。
この保険は地震保険や本当の火災保険よりも馴染みが無いかもしれません。
ただ、家を購入した時に自動的に加入している事が多いのです。
雨どいの破損を見つけて修理を考えたら、まずは保険に入っているかを確認すると良いでしょう。
火災保険の自然災害オプションを請求するには?
火災保険の保険金を請求する手続きには、以下の資料提出が求められます。
- 業者の修理見積もり
- この記事の事例のような「損害があったことが証明できるような写真」
- 損害場所が分かるような建物の図面
- 損害の日時
いずれにしても、業者に修理依頼をしないといけません。
ただ、その業者が保険請求に慣れていないと保険金の請求が出来ない事もあります。
ですから、修理業者に依頼する時に「保険を使いたいが手続きが出来るか?」という確認が必要です。
また、雨どいの修理を依頼する業者や、リフォーム業者に今まで一度も頼んだ事が無い場合も多く、誰に・どこに頼んだら良いか分からない方も多いでしょう。
そんな場合には、保険の手続きを代行してくれるサービスを使うのも1つの案です。
その中の1つ、台風・大雪・地震の物件被害調査プログラムは、無料での実地調査から見積書の作成、保険会社とのやり取りのアドバイスなど、正当にもらう事のできる保険金をきちんと受け取るための、サポートサービスです。
■サポートサービスの流れ
- お客様が無料調査を申し込みされる
- 担当からお客様にご連絡させていただき、お客様がお持ちの物件が調査対象かどうかを確認の上、お伺い日程を決める
- 担当がお客様のお家に実地調査に伺う(1時間〜1時間半)
- お家を点検させていただき、保険金が受け取れる可能性のある箇所がある場合のみ、お客様に保険申請を行っていただきます。
- お客様の保険金が実際に下りた場合のみ、成果報酬として下りた保険金の50%をお支払いただくか、
- その費用を使って被害箇所を修繕するかをお選びいただきます。
- 担当が保険会社への提出書類&修理費用のお見積もり作成を行う
- 保険会社の現地立会い調査
- 保険会社から保険金の入金があります
★あなたが持ち出しで費用を支払うことは一切ございません。
(保険金額以上の工事をする場合は、別途費用が掛かります)
★保険申請可能な箇所が無かった場合は、そのまま終了となります。
(その場合、お客様から費用は一切いただきません。)
まとめ
この記事では雹害で雨どいが破損してしまった実例と、被害に遇ってしまった場合の保険適用についての解説を行いました。