コロニアル屋根の棟板金の交換は、屋根を塗装する時に気を付けてチェックしておきたい部分です。
コロニアル屋根の棟板金とは?
棟板金というのは下記画像の場所です。
コロニアル(薄型スレート)の屋根瓦本体ではなく、頂上の「蓋」のような部分です。
コロニアル屋根の棟板金の交換時期
最初に結論をお伝えしておきます。
棟板金は見た目の状態では交換時期を判定することが出来ません。
見た目に悪ければ交換の時期だと判断することが出来るのですが、大丈夫そうに見えても劣化している事があるからです。
見える部分ではそうなのですが、下地の材木にどの程度釘が効いているか?は見た目では判断できません。
何かX線のようなもので見ることができる装置があれば良いのでしょうが、そのようなものはありません。
ですから築年数だけで判断するしか無く、見た目が何とも無いように見えても25年経っていれば、安全のために交換した方が良いのです。
棟板金の劣化が引き起こす結果
では、棟板金が劣化するとどんな事が起きてしまうのでしょうか?
飛んでいっても雨漏りはしないようですが、落ちた板金が人や車や家などに当たるとよろしくありません。
その危険に関してどのようにお考えになるか?は人それぞれなので何とも言えませんが、アドバイスとしては、繰り返しになりますが「築25年以上経っていれば交換した方が良い」のは確実です。
飛んでしまいそうな棟板金の劣化症状
とは言え、築年数に関係なく以下の症状が見た目に分かれば危険です。
25年未満でも下記のような状態であれば、棟板金の交換を検討した方が良いといえます。
棟板金と屋根材の間に隙間が出来ている
棟板金と屋根材の間に隙間が出来ているように見える事があります。
釘が浮いている
棟板金を留めている釘は自然に浮いてきます。
釘が抜け落ちている
浮いた釘は最終的に自然に抜けてしまいます。
錆びている
棟板金は塗装をしないと次第に錆びてきます。
棟板金が飛ぶより危険な「訪問業者」
さて、最後にややこしい話をします。
棟板金が台風で飛んでしまうのは危険なのですが、それを利用して騙そうとする悪徳業者も多いのです。
そちらに関しての注意喚起は下記記事にまとめてあります。
棟板金工事の方法
実際の棟板金の工事の方法については下記記事に詳しく解説があります。
写真付きで解説していますので、分かりやすくなっています。
まとめ
今回の記事は単純です。
タイトル通り「コロニアル屋根の棟板金は、築25年程度で交換した方が良い」のです。
ただし、それを利用した悪質な屋根業者の「親切な指摘」には気を付けましょう。