2009年・2010年に引き続き、2011年も遮熱塗料の実証実験を行います。
今年はデータ量を今までより多く取って、より正確な実験にしたいと思います。
目次
2011年遮熱塗料実験の概要
期間
2011年6月29日~2011年7月9日まで
主に13時~16時までの1時間おきに計測
試験用の素材
- 実験①…スレート屋根
実物のスレート屋根に4社5種類の遮熱塗料を塗って計測 - 実験②…金属屋根
金属屋根を疑似的に再現するため、塗料の一斗缶6面に遮熱塗料を塗って計測(上部と側面で計測) - 実験③…色見本用厚紙板(フラット)
上記2つ以外の素材に屋根用の遮熱塗料を塗った場合の実験 - 実験④…色見本用厚紙板(リシン下地)
上記同様の実験で、板の下地にリシン吹き付けが施してある上に屋根用遮熱塗料を塗った場合 - 実験⑤…断熱塗料
スレート屋根に断熱塗料ガイナと一般外壁用塗料クリーンマイルドシリコンを塗って比較する
実験用塗料
実験を行った塗料は以下塗料、遮熱塗料5種類と比較用の一般屋根用塗料です。
実験用素材の作成
2010年に作っていた素材は残してあるので流用します
クールタイトSi・ヤネフレッシュ・クリーンマイルドシリコン・ガイナ・クールタイトSi・新品屋根材
昨年と同じように今年用の試験素材を作ります
実験用の塗料を計量して作る 実験用の屋根材に塗装 実験用の一斗缶に塗装 塗ったら乾かす
日本ペイントのサーモアイには、遮熱効果を高める専用シーラーがあります。
今回の実験では「シーラーを塗ったサーモアイ」と「シーラーを塗らないサーモアイ」の各素材を作ります。
これで専用シーラーの効果がちゃんとあるのかを確認します。
サーモアイシーラー 屋根材に塗装 一斗缶に塗装 見本板にもシーラーを塗ります
フラットの見本板を作成 リシン吹き付け下地の見本板を作成 全て乾きました 2液型塗料は翌日にはこのように固まります
実験準備
屋根材を並べます ガイナとクリーンマイルドシリコン 一斗缶
このように並べて温度を計測します
計測機器
2009年から使っている赤外線放射温度計 SK-8700 IIを今年も使います。